2017年度 東京大学業務改革総長賞受賞

2017年12月26日
東京大学国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)
 
 

カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の事務部門 総務係の田村利恵子特任専門職員を代表とする Kavli IPMU 事務職員と研究者、東京大学ハラスメント相談室相談員らからなるチームは「ハラスメント防止教育の普及によるリスクマネジメント」の成果により、2017年度東京大学業務改革総長賞を受賞しました。

業務改革総長賞は、東京大学業務改革推進室が教職員から業務改革のアイディアや各部署での業務改革成果を募集し、その中で最も優れていると認められる取組みを表彰するものです。
 

Kavli IPMU ではハラスメント防止のために、英語によるハラスメント教育ビデオと視聴後のクイズを制作しました。この取組みにより、Kavli IPMU の半数以上を占める外国人研究者を含む教職員が、出張先等のどの場所でも E-Learning の形でハラスメント教育を受けられるようになり、ハラスメント発生を防ぐリスクヘッジにつながりました。更に、東京大学のポータルページ経由で他部局の研究者も広く受講できるよう設定したことで、全学的な幅広い利用が可能となりました。加えて、このハラスメント教育ビデオは、小道具作成からシナリオ・絵コンテ作り、出演に至るまで Kavli IPMU 教職員とその家族(ペット含む)が参加するなど 機構あげての制作です。こうした Kavli IPMU での取組みが全学に E-Learning でのハラスメント教育機会をもたらすという業務改革につながったことで、総長賞の受賞となりました。


表彰式は12月15日(金)に東京大学本郷キャンパスの安田講堂にて行われ、応募総数20件から選ばれた Kavli IPMU のチームを含む7つのグループ (総長賞2件、理事長賞2件、特別賞3件) が東京大学総長、理事から表彰されました。

Kavli IPMU の田村利恵子特任専門職員は、「今回の業務改革は、Kavli IPMU の職員や研究員の協力だけでなく、ハラスメント相談所のアドバイスと去年いただいた業務改革特別賞の副賞によって実現したものです。個々の余力は小さくても協力体制が整えば新たな業務改革につながることを実感しました」と述べています。


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2017年度業務改革総長賞表彰式 (東京大学Webページ)