大栗博司 Kavli IPMU主任研究員がウォルター・バーク理論物理学研究所の初代所長に就任
大栗博司 ウォルター・バーク理論物理学研究所 所長/カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究員
カリフォルニア工科大学は2014年5月14日、ウォルター・バーク理論物理学研究所の初代所長に同大学の大栗博司(おおぐりひろし)教授が就任したと発表しました。大栗教授は、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の主任研究員でもあります。
ウォルター・バーク理論物理学研究所は理論物理学研究の発展と次世代の教育を推し進めることを目的として、ウォルター・バーク(Walter Burke)氏が35年間理事長を務めたシャーマン・フェアチャイルド基金(Sherman Fairchild Foundation)からの寄付をはじめとした7500万ドル(約75億円)の基金をもとにして、カリフォルニア工科大学に開設されました。
超弦理論を専門とし数々の業績を上げてきた大栗博司教授の初代所長就任により、あらゆる自然現象を統一的に記述出来る物理法則の発見をはじめ、一般相対性理論や宇宙物理学、素粒子理論、数理物理学などを含む研究を世界的に牽引する研究所として発展していくことが期待されています。
大栗博司教授の略歴: