7/3(日), 9/4(日) 中高生のための サイエンスカフェ宇宙2016

サイエンスカフェとは、科学の専門家と一般の方々が、飲み物を片手に、科学について気軽に語り合えるコミュニケーションの場をつくろうという試みです。

毎年恒例、カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)と多摩六都科学館が主催する、「サイエンスカフェ宇宙」を、今年も7月3日(日)、9月4日(日)に開催します。

研究の最前線に立つ研究者には宇宙はどのように面白いんだろう?数学と物理と宇宙の新たな魅力に出会えるかもしれません、楽しく語り合いましょう。応募多数の場合は中高生を優先させていただきますが広く皆様のご応募をお待ちしております。是非お申込み下さい。

 

 

中高生のための サイエンスカフェ「宇宙」2016


日時:2016年7月3日(日) 14:00~16:00
会場:多摩六都科学館 イベントホール

「原始宇宙から来る重力波と磁場ー宇宙論最前線ー」

講 師:難波 亮 (Kavli IPMU 特任研究員)
対 象:中学生以上
定 員:40名(応募多数の場合は中高生を優先のうえ抽選。)
参加費:無料(※別途多摩六都科学館入館料500円が必要。本イベントに参加する中高生は入館料も無料)

参加申込はこちら(多摩六都科学館ホームページ)から。【申込締切:6月20日(月)】

内容:
現在、宇宙は膨張していることが知られています。今広がっている宇宙、昔はどうだったのでしょう?時間を遡ると宇宙は今より小さく、かつて宇宙は超高密度・超高温度だったことがわかってきました。その頃の残り火は、光として私達の周りを今でも飛び交っています。 では、さらなる昔は?
宇宙論研究では、宇宙の原初の姿を探るべく、日夜観測と理論研究を進めています。今回は、私達のそもそもの元となったとされる「ゆらぎ」、その宇宙最初期のゆらぎを起源とした「原始重力波」、何も物質のない所「ヴォイド」に磁場があるなどなど、不思議あふれる宇宙の姿の一端をご紹介します。またその理論的背景についても触れ、一緒に考えたいと思います。

講師略歴:
2013年ミネソタ大学博士課程修了。2013年よりKavli IPMU特任研究員。専門は理論物理(宇宙論)。

 


日時:2016年9月4日(日)  14:00~16:00
会場:多摩六都科学館 レクチャールーム

「数学と物理の深い関係ー「最小作用の原理」から導く万物の方程式」

講 師:池田曉志(Kavli IPMU特任研究員)
対 象:中学生以上
定 員:30名(応募多数の場合は中高生を優先のうえ抽選。)
参加費:無料(※別途多摩六都科学館入館料500円が必要。本イベントに参加する中高生は入館料も無料)

参加申込はこちら(多摩六都科学館ホームページ)から。【申込締切:8月25日(木)】

内容:
近代科学の父とも言われるガリレオ・ガリレイは、「宇宙という書物は数学という言葉で書かれている。」という言葉を残しました。 事実、古くはニュートン力学からアインシュタインの相対性理論、あるいは最新の超弦理論まで、宇宙を支配する物理法則の記述と数学は切っても切れない関係にあります。
今回のサイエンスカフェでは、みなさんと一緒に自然現象は常に"作用"が一番小さくなるような状態を選ぶという「最小作用の原理」を軸に、様々な物理法則について考えていこうと思います。 この「最小作用の原理」を扱うために必要となる数学が「変分法」です。この変分法についても、皆さんが日常生活で感じることができるような具体例を挙げながら、親しんでいこうと思います。
 

講師略歴:
2014年東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了。2015年よりKavli IPMU特任研究員。専門は数学。


お問い合わせ:koukai-kouza_at_ipmu.jp(*_at_を@に変えてご連絡ください)