村山斉機構長、フンボルト財団の研究賞を受賞

2017年12月21日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)

 

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) の村山斉機構長がドイツのアレキサンダー・フォン・フンボルト財団 (フンボルト財団)の研究賞受賞者の一人に選ばれたことが2017年10月に明らかとなりました。村山機構長は、2018年6月開催のフンボルト財団年次大会での授賞式に出席する予定です。

この賞は、毎年最大100人を上限としてドイツ国外の研究者へ贈られるものです。重要な発見や新理論、優れた洞察力等により学問分野へ大きな影響をもたらすとともに将来的に最先端の研究成果を生み出すことが期待できる、国際的に著名な研究者を対象としています。

受賞にあたり村山斉機構長は、「ドイツはもともと長い伝統と高い研究力があり、科学研究予算を年々伸ばしている国です。そのドイツの財団に選ばれたことはとても名誉です。子供時代暮らした国でもあり、この賞によってドイツに滞在し、新しい共同研究ができるのが楽しみです。6月には大統領にお祝いしていただけるのも嬉しいです」と述べています。

フンボルト財団は本賞の授与により、受賞研究者とドイツ国内の研究者との研究交流の促進を図ることを目的としています。ドイツ国内研究機関の研究者と共同研究を行えるよう、村山機構長も最大1年までの滞在を上限として財団より支援を受けられる予定です。

これまでの受賞者には、小柴昌俊東京大学特別栄誉教授を含む54名のノーベル賞受賞者も含まれます。Kavli IPMU からは、2009年受賞者に大栗博司主任研究員が選ばれています。


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アレキサンダー・フォン・フンボルト財団のページ (英語版)

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