大栗機構長 グッゲンハイム・フェローに選出

2023年4月7日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)

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大栗博司Kavli IPMU機構長(クレジット:大栗博司)

カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)機構長で、カリフォルニア工科大学のフレッド・カブリ冠教授である大栗博司(おおぐり ひろし)氏が、グッゲンハイム・フェローに選出されました。大栗機構長には副賞として5万ドルが支給され、量子重力の研究を進めます。

今年は、48分野にわたる171名の科学者、作家、学者、芸術家がフェローに選ばれました。大栗機構長は3人の物理学者のうちの1人であり、東京大学の教員としては初めての受賞です。

1925年に設立されたグッゲンハイム・フェローシップは、「卓越した学術能力や芸術的才能を持ち、将来の活躍が高く期待されるキャリアの真っただ中にある個人」を対象とするものです。グッゲンハイム財団はこれまでに、125人のノーベル賞受賞者を含む18,000人以上に、総額約4億ドルのフェローシップを授与しています。

グッゲンハイム財団の理事長であり、1985年度のグッゲンハイム・フェローに選ばれた詩人のエドワード・ハーシュは、次のように述べています。「私は、エマーソンが述べたように、人生は天命を全うすることで充実すると信じています。新しいフェローたちは、各々の天命にしたがい、私たちの生活をより豊かにし、深い知識や洞察をもたらしています。私たちの未来を切り開いていく彼らに感謝します。」

大栗機構長は、グッゲンハイム・フェローに選出されたことについて、「幅広い分野の才能あふれる人々の中で選ばれたことを光栄に思い、感謝しています。また、このフェローシップが、『将来の活躍が高く期待されるキャリアの真っただ中にある個人』を対象とすることを喜んでいます。このフェローシップによって、私の研究をさらに発展させることを楽しみにしています」と述べています。

 

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