2025年4月19日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)
毎年恒例、カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)と多摩六都科学館が主催する、「サイエンスカフェ宇宙」を、今年も開催します。講義はすべて英語で行われ、通訳はつきません。
最先端の天文学に英語で触れてみませんか? 広く皆様のご応募をお待ちしております。是非お申込み下さい(要申込)。
英語で サイエンスカフェ「宇宙」2025
日時:2025年4月19日(日) 14:00~15:30
会場:多摩六都科学館、イベントホール

「小から大へ:天体のサイズとスケール」
講 師:ホアキン・アレミホ(Kavli IPMU特任研究員)
対 象:中学生以上(*内容は高校生以上相当です。使用言語は英語で、通訳はありません。)
定 員:40名(応募多数の場合抽選。6/23月締切。)
参加費:400円(茶菓子代として。別途多摩六都科学館入館料520円が必要。)
参加申込はこちら(多摩六都科学館ホームページ)から。
内容:本講演では、宇宙に存在する天体の多様なサイズについて探求します。数メートル程度のブラックホールから、観測可能な宇宙の壮大なスケールに至るまで、その広がりを見ていきます。宇宙の進化の過程をたどりながら、ビッグバンという特異点から始まり、現在のようにあらゆるものを包含できる形へと広がった過程を紐解きます。
また、宇宙のスケールに関する理解を形成してきた重要な発見の歴史的背景にも触れていきます。私たちの太陽系内の星々、多様な環境に存在する銀河、さらには銀河団やフィラメント、ウォール、巨大な空隙(ボイド)を含む宇宙の大規模構造まで、さまざまな天体のスケールを探ります。
最後に、これらの大規模構造が、宇宙の運命を左右するかもしれない謎の存在――暗黒物質と暗黒エネルギー――についての手がかりをどのように内包しているのかを解き明かしていきます。
講師略歴:
2022年よりKavli IPMU特任研究員。専門は宇宙論。