松本重貴 教授が副機構長に就任

2026年4月1日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU, WPI)
 

Kavli IPMU 副機構長に就任した松本重貴 教授 (Credit: Kavli IPMU)

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU, WPI) の高田昌広 (たかだ まさひろ) 教授が Kavli IPMU 副機構長を退任し、2026年4月1日付で松本重貴 (まつもと しげき) 教授が副機構長に就任しました。
 

松本副機構長は、素粒子物理学実験と非常に関連の深い素粒子現象論を専門とし、特にダークマターの正体解明に理論的な側面から長年取り組んできました。ダークマターの有力な候補の1つである WIMP が対消滅する際に粒子間の引力で消滅断面積が4桁以上も大きくなる「ゾンマーフェルト効果 (しきい値共鳴効果)」を共同研究者らと理論的に示すという業績では、2024年に素粒子メダルを受賞しています。この効果は考慮すべき不可欠な効果として現在のダークマタ探索実験に大きな影響を与えています。近年では、WIMP のほか、アクシオンや原始ブラックホール等のダークマターの様々な候補について素粒子理論・宇宙論の立場から生成機構を研究しており、加速器・地下実験・宇宙線・ガンマ線・重力波を結びつけたダークマター検証戦略の提案や量子センサーによる探索の推進にも取り組んでいます。

松本副機構長はこれまでの研究活動で培った経験等を生かし、Kavli IPMU の機構運営に携わります。
 
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