11月20日(水)一般講演会 「素粒子から宇宙へ~ヒッグス粒子と私たちの生活~」

カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)では2013年11月20日(水)18時30分より、浜離宮朝日ホールにおいて一般講演会「素粒子から宇宙へ~ヒッグス粒子と私たちの生活~」を開催いたします。
この講演会では2012年7月4日ヒッグス粒子とみられる新しい粒子の発見を発表した欧州原子核研究機構(CERN)、ATLAS実験グループの前代表、女性物理学者のファビオラ・ジャノッティ博士を招き、まだ記憶に新しいヒッグス粒子の発見への道のりと加速器実験、またヒッグス粒子が私たちの暮らす宇宙の成り立ちに果たしてきた役割などを語ります。
英語での講演に、Kavli IPMU村山斉(むらやま ひとし)機構長による逐次通訳と解説を加え、最先端の素粒子物理学の魅力を伝えますので多くの皆様のご来場をお待ちしています。
  

カブリ数物連携宇宙研究機構一般講演会
「素粒子から宇宙へ~ヒッグス粒子と私たちの生活~」

【プログラム】

講演 「ヒッグス粒子と私たちの生活」 
  ※英語での講演ですが村山斉Kavli IPMU機構長による日本語の逐次通訳と解説を行います。

講師:ファビオラ・ジャノッティ (Dr.  Fabiola  Gianotti)
 欧州原子核機構(CERN)/英国 エジンバラ大学名誉教授

講演者紹介と研究解説
村山斉 (東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 機構長)


質疑応答進行
高橋真理子(朝日新聞編集委員)
 


日時: 2013年11月20日(水)18:30 ~ 20:30(18:00開場)


会場: 浜離宮朝日ホール 小ホール(東京都中央区築地5-3-2) 
● 都営地下鉄大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ
 

定員:  390名(インターネット応募フォームによる事前申込・抽選制)
参加費: 無料
対象:    高校生以上


応募方法:下の応募フォームからお申込みください。

応募は締め切りました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

 一般講演会「素粒子から宇宙へ~ヒッグス粒子と私たちの生活~」への応募はこちらから 

応募締め切り:2013年11月1日(金)17時    
※応募者多数の場合は抽選となります。
※決定通知:抽選の結果は当落に関わらず詳細と共に11月8日(金)までに応募フォームに登録したEメールアドレス宛に通知します。

主催:    東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(カブリIPMU)
共催:    朝日新聞社

 ※講演会ポスターはこちらからご覧いただけます

【講演者プロフィール】
ファビオラ・ジャノッティ博士(Dr.  Fabiola  Gianotti)
欧州原子核機構(CERN)/英国 エジンバラ大学名誉教授


ファビオラ・ジャノッティ博士とATLAS検出器

ファビオラ・ジャノッティ博士とATLAS検出器


イタリア・ミラノ出身のジャノッティ博士は音楽院のピアノ専攻で学位を取得した後、1989年にミラノ大学において素粒子物理学で博士号を取得。
1994年より研究員として欧州原子核研究機構(CERN)に所属し、UA2、ALEPH 、ATLASなどの実験グループにおいて検出装置の開発やデータ分析などの研究に取り組んできた。
2009年には38か国3000人の研究者からなるATLAS実験グループの代表に就任、2012年7月4日、真紅のスーツ姿で颯爽とCERNの記者会見に登場しヒッグス粒子とみられる新粒子発見を発表した姿は記憶に新しい。
2011年に英ガーディアン紙の“Top 100 most inspirational women”、2012年には米フォーブス誌の “The World’s  100 Most Powerful Women”、米タイム誌による “Person of the Year 2012”の最終候補の4名に選ばれるなど(この年のPerson of the Yearに選出されたのはバラク・オバマ米大統領)研究者としてのみならず女性としても世界中の注目を集めている。
また2012年にはイタリア共和国功労勲章を受勲。
今回の講演は2012年の新粒子発見の歴史的な発表後、初の来日講演となる。

 

【問い合わせ先】
 東京大学国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構 広報アウトリーチ担当
   住所:277-8583 千葉県柏市柏の葉5-1-5
   TEL: 04-7136-5977
    e-mail: koukai-kouza_at_ipmu.jp (_at_を@に変えて送信してください)