カリフォルニア大学サンタクルーズ校のジョージ・ブルーメンソール学長がKavli IPMUを訪問

2018年8月22日
東京大学国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)
 

2018年8月20日午後、カリフォルニア大学サンタクルーズ校のジョージ・ブルーメンソール学長が東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) を訪問されました。訪問には、アシシュ・サーニ副学長とカリフォルニア大学サンタクルーズ校の国際交流担当副学長補佐のベッキー・ジョージ氏も随行されました。

ブルーメンソール学長らは、昼食をとりながら村山斉機構長による Kavli IPMU の概要や研究内容の説明を受けられました。ブルーメンソール学長は天体物理学の研究者でもあり、Kavli IPMU の研究活動に強い関心を示されていました。その後、Kavli IPMU の主要研究者との議論の場が設けられ、今後の共同研究等について意見交換を行いました。すばる望遠鏡に搭載した超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (HSC) で実施している大規模探査観測や NASA によって打ち上げられたフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡のプロジェクト、ハワイ島のマウナケア山頂での建設が予定されている口径30mの次世代超大型望遠鏡 TMT、その他素粒子理論や天体物理学の研究分野等、話題は多岐にわたりました。さらには、学部学生から教員まで全てのレベルの研究者の交流を推進していくことで合意しました。


15時になると Kavli IPMU 恒例の藤原交流広場におけるティータイムに合流。飲み物を片手に、Kavli IPMU のより多くの天文学者や物理学者、数学者と交流されました。ティータイム終了後は村山機構長の案内による Kavli IPMU 棟館内見学となり、1階では実験室も視察されました。実験室AとBelle II 実験については樋口岳雄准教授から、実験室Bと LiteBIRD については、松村知岳特任准教授よりそれぞれ説明を受けられました。