船田元衆議院議員が Kavli IPMU を視察

2019年7月12日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)

 

2019年6月27日、船田元 (ふなだ はじめ) 衆議院議員と畑恵(はた けい)元参議院議員が東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) を視察されました。船田議員は、ハワイ島マウナケア山頂のすばる望遠鏡の建設に尽力され、現在は自民党科学技術イノベーション戦略調査会の基本問題小委員会の委員長を務められています。畑元議員は科学技術政策の博士として、同小委員会の企画・運営を担当しています。今回の視察はその一環として行われました。

お二人は、高田昌広主任研究者からすばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (HSC) で行われている研究や、現在製作の進められている超広視野多天体分光器 Prime Focus Spectrograph (PFS) についての説明を受け、その後引き続いて松村知岳特任准教授からLiteBIRD衛星計画の説明を受けられました。LiteBIRD衛星計画は、宇宙マイクロ波背景放射 (CMB) の偏光の観測から宇宙のインフレーションの証拠である「原始重力波」の痕跡の検出を目指す次世代衛星計画です。

研究者からの研究内容紹介の後は、大栗博司機構長がKavli IPMU棟と午後3時に行われる Kavli IPMU 恒例のティータイムを案内。加えて、松村特任准教授がLiteBIRDに搭載予定の偏光変調器などの開発が行われている Kavli IPMU棟内の実験室を案内しました。見学終了後は懇談の場が設けられ、お二人は大栗機構長らと意見を交わされました。