大栗博司教授が Louis Michel Chair に就任

2024年7月1日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU, WPI)

 

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU、WPI)の大栗博司 (おおぐり ひろし) 教授が、フランスのパリ郊外にあるフランス高等科学研究所 (Institut des Hautes Études Scientifiques:IHÉS) の Louis Michel Chair に就任しました。

IHÉS は、1958年に設立された数学と理論物理学を中心とする研究所で、数学分野にこれまで在籍した12名の常任教授のうち8名がフィールズ賞受賞者であるなど、数学における世界トップレベルの研究所の一つとして知られています。大栗教授が今回就任する Louis Michel Chair は、素粒子理論の世界的権威であり、1962年から1992年まで 理論物理学の教授として IHÉS を支えた、 Louis Michel 氏に敬意を表して2000年に設立された基金付きの冠客員教授職であり、顕著な業績をあげた理論物理学の研究者を対象としています。

就任について大栗博司 Kavli IPMU 教授は以下のように述べています。
「IHÉSのLouis Michel Chairに就任できることを光栄に思います。IHÉSには、数学にも理論物理学にも、私の研究分野と深く関わりのある気鋭の研究者がたくさんいらっしゃるので、定期的に訪問して研究を進めることを楽しみにしています。」 
 

IHÉS 所長の Emmanuel Ullmo 教授 (左) と大栗博司 Kavli IPMU 教授 (右)


関連リンク
Louis Michel Chair 就任者の一覧 (IHES のウェブサイト)

大栗博司教授のウェブサイト