2026年10月8日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU, WPI)
2026年10月1日、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU, WPI) の村山斉 (むらやま ひとし) 教授が、カリフォルニア大学バークレー校のラインウェバー理論物理学研究所 (Leinweber Institute for Theoretical Physics:LITP) の所長に就任しました。
ラインウェバー理論物理学研究所所長は、カリフォルニア大学バークレー校教授で Kavli IPMU 客員上級科学研究員でもある野村泰紀氏が2015年から務めており、村山教授は後任となります。
同研究所は、宇宙に関する最も重要な科学的課題を解き明かすため理論物理学者を結集させることを目的に、2000年にバークレー理論物理学センター (Berkeley Center for Theoretical Physics) として発足しました。その後、ラインウェバー財団からの1,440万ドルの寄付とカリフォルニア大学バークレー校の360万ドルの拠出により、2025年に現在のラインウェバー理論物理学研究所へ改称されました。現在、ラインウェバーのネットワークにはカリフォルニア大学バークレー校の研究者ほか、スタンフォード大学、カリフォルニア工科大学、プリンストン大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、シカゴ大学、ミシガン大学、プリンストン高等研究所のトップクラスの理論物理学者が参加しています。
村山教授は、Kavli IPMU 初代機構長として務めた経験を活かし、特に、素粒子物理学者と物性物理学者の間の交流の促進を推し進めようとしています。かつては近い分野だったものの、ここ数十年は別々の分野として成長してきた両分野について、再びより強い交流を持つことで新たな融合研究が生まれる可能性があります。既に、所属研究者達が隔週開催のティータイムに参加するなど交流の取り組みが始まっています。
村山教授は所長就任について「この度は、ラインウェバー理論物理学研究所の所長に任命いただき大変光栄です。また、前任の野村さんが築き上げてきた功績は非常に大きく、初代所長としてこれまで研究所を導いてきてくださったことに感謝しております。この研究所が私たちを一つにし、微視的な量子物理学から広大な宇宙に至るまで、物理学における新たなブレークスルーをもたらすことを願っています」と述べています。
関連リンク
Hitoshi Murayama becomes the new director of the Leinweber Institute for Theoretical Physics (カリフォルニア大学バークレー校の記事)






