Kavli IPMU とキングス・カレッジ・ロンドン (KCL) が研究協力協定を締結

2026年10月30日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU, WPI)

 

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU, WPI)と英国のキングス・カレッジ・ロンドン (KCL) の自然・数学・工学科学部(NMES)は、物理学、数学、宇宙科学から人工知能(AI)まで広範囲な分野における協力を目指し、 研究協力協定 (MOU) を締結しました。

両機関はこれまでも、ダークマターの正体や宇宙の起源といった現代科学における最大の謎の解明や、それらの研究に不可欠な機械学習及び人工知能 (AI) ツールの開発において最先端の取組みを続けてきました。今回の協定締結を通じて、両機関の研究者らは、科学的発見に向けた質の高い研究と学術活動を促進するため連携していくことになります。

対象分野には、理論物理学、数学、実験物理学、理論・観測的宇宙論、AI、データサイエンスが含まれています。5年間のこの協定の一環として、Kavli IPMU と KCL は年次セミナーの開催、客員研究員の交流、さらには学術資料や研究報告書の自発的な共有などが具体的な連携施策として検討されています。

NMES の研究担当副部長であり、欧州宇宙機関(ESA)の Ariel ミッションの主任研究者を務める Giovanna Tinetti 教授は「Kavli IPMU と本協定に署名できることを大変嬉しく思っています。KCL が伝統的に研究成果を築きあげてきたこれらの研究分野において、相互に有益となりうる今回の協定が、今後の実りある学術的協力関係をもたらすことを期待しています。Kavli IPMU のように国際的影響力のある研究機関との国境を超えた協力は、新しい科学を推進していく上で不可欠であり、それが学部内や KCL 全体の研究やイノベーション戦略における重要な柱となります。今後数年間は、非常に刺激的な展開になると期待しています」と述べています。

Kavli IPMU の横山順一機構長も「KCL を初めて訪問し、長年付き合いのある同僚研究者と再会する機会を得ると共に、協定を締結できたことを大変嬉しく思っております。この協定が、両機関による更なる共同研究の触媒として働くことを願っています」と述べています。

 

Kavli IPMUの横山順一機構長(左)と NMES の Giovanna Tinetti 研究担当副学部長 (右) が協定書に署名している様子 (Credit: King's College London)

 

関係者による集合写真:(後列左から右へ)キングス・カレッジ・ロンドンの Nadav Drukker 教授、Ruth Gregory 教授、Malcolm Fairbairn 教授、同大学のアジア担当パートナーシップ・マネージャーの Edward Danks 氏。(前列左から右へ)Kavli IPMU の Elisa Ferreira 准教授、横山順一機構長、NMES の Giovanna Tinetti 研究担当副学部長、Kavli IPMU の 松村知岳准教授 (Credit: King's College London)


関連リンク
King’s to accelerate the science of discovery together with Japanese international research centre (キングス・カレッジ・ロンドンの記事)