12/8, Kavli IPMU/ICRR合同一般講演会「宇宙探索最前線」

2019年10月26日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)

 

2019年12月8日、東京大学本郷キャンパスの安田講堂において今回で21回目を迎える東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)と宇宙線研究所(ICRR)との合同一般講演会「宇宙探索最前線 ニュートリノ実験×ダークマター探索理論」を開催いたします。お時間都合がつきましたらぜひご参集ください。


概要


タイトル: 宇宙探索最前線 ニュートリノ実験×ダークマター探索理論
日 時:    2019年12月8日(日)13:00~16:00(12:30開場)
会 場:    安田講堂(東京大学 本郷キャンパス)
     東京メトロ東大前駅(南北線) 徒歩15分,
     根津駅(千代田線) 徒歩15分,
     本郷三丁目駅(東京メトロ丸ノ内線/都営地下鉄大江戸線) 徒歩10分
対 象:    中学生以上
参加費:    無料
定 員:    700名(申込先着順で定員になり次第締め切らせていただきます)
申 込:    申込フォーム(12/2申込締切)
主 催:    東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)・東京大学宇宙線研究所 (ICRR)
問合せ:    TEL: 04-7136-5981  Email: koukai-kouza_at_ipmu.jp( Kavli IPMU広報)
*_at_を@に変えてお送りください


プログラム


13:05-13:50 

Super-Kamiokandeアップグレード: 地下1000mで宇宙を探る

関谷 洋之(ICRR准教授)

宇宙にはニュートリノやダークマターが満ちており、宇宙の始まりから、現在・未来に至るまで、それらが決定的な役割を果たしていると考えられます。宇宙の謎の解明を目指し、現在スーパーカミオカンデにガドリニウムという物質を加えて性能のアップグレードを図る計画(SK-Gd)を推進しています。特に、宇宙に蓄積されている過去の超新星爆発で放出されたニュートリノの初検出を目指しています。自然に隠された現象をとらえる必要があるので、『自然じゃない』環境が必要です。神岡でしかできない研究を紹介したいと思います。


13:55-14:40 

ダークマター'捕獲網'の探索

トム・メリア(Kavli IPMU特任助教)

ダークマターは、理論家にとっては夢のような話です。宇宙についてこれまで我々が知り得た理論に、たった一つシンプルな修正を加えるだけで、銀河における星の軌道から、ビッグバンの残響に残るわずかなゆらぎに到るまで、膨大な量の諸現象を説明するんですから。しかしダークマターは悪夢でもあります。地上でダークマター'捕獲'を試みた実験はこの数十年失敗続きです。ではその'捕獲網'が適切でなかったのだとしたら?そもそも捕獲網はどうあるべきなのか?新しい捕獲網をどうやって作る?これらが私の講演の主題になります。

*同時通訳あり


15:00-15:30 

対談「宇宙探索最前線」 関谷 洋之 x トム・メリア

観測・実験の側面から携わる研究者、理論の側面から携わる研究者、両者がざっくばらんに対話します。

*同時通訳あり


15:30-16:00 

聞いてみよう!

両講師が来場者からの質問に答えます。