4月22日ハイブリッド開催, Kavli IPMU・ICRR合同一般講演会「ガンマ線で観る/天文学と医学」

2023年3月2日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)

リーフレット(提供:ICRR)

 

2022年4月22日(土)、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)と東京大学宇宙線研究所 (ICRR) による合同一般講演会「ガンマ線で観る/天文学と医学」をハイブリッド開催いたします。

講演会は中学生以上対象で、参加費は無料、オンライン視聴に定員はありませんが事前登録が必要です。

講演会の詳細、参加のお申込みについては宇宙線研究所による講演会ホームページをご参照ください。

概要


日 時:    2023年4月22日(土)13:00-16:00
会 場:    柏の葉カンファレンスセンター(柏市) または オンライン試聴
主 催:    東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU), 東京大学宇宙線研究所(ICRR)
共 催:    柏市教育委員会、三井不動産株式会社(特別協力)
後 援:    柏市
対 象:    中学生以上
参加費:    無料
定 員:    

  • 会場参加は260人 (応募者多数の場合は抽選 / うち80人はサテライト会場)
  • オンラインは人数制限なし

申 込:    宇宙線研究所による講演会ホームページ

  • 会場参加は4月12日(水)締切
  • オンラインは4月20日(木)締切

通 知:    申し込まれた方に参加票及び開催情報をメールでお知らせします。

問合せ:    
【内容について】04-7136-5981 / Email: koukai-kouza_at_ipmu.jp(Kavli IPMU広報)
【応募について】04-7136-5148 / Email: icrr-pr_at_icrr.u-tokyo.ac.jp(宇宙線研究所広報)

*_at_を@に変えてお送りください

 

プログラム


13:00〜13:50

講演1:

チベットの高原から見る宇宙:最高エネルギーガンマ線天文学の開拓

講師:瀧田 正人(宇宙線研究所 教授(副所長))

中国と共同でチベット高原(標高4,300m)に宇宙線・宇宙ガンマ線観測装置を設置して、高エネルギー宇宙線の起源や加速・伝播機構に関する研究を行っています。宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線(大半は水素原子の原子核である陽子です)は1912年に発見されました。地表の宇宙線(大半はミュー粒子です)は我々の目には見えませんが、手の平くらいの大きさに毎秒1個程度が通過しています。しかし、宇宙線の発見後100年以上経っているにも関わらず、宇宙線の起源は未だ謎に包まれています。チベットに設置した観測装置により、高エネルギー宇宙線の起源について最近新しい知見が得られつつあります。本講演ではその知見に関して皆さんにお話をさせていただきます。


13:50〜14:40

講演2:

ガンマ線撮像装置開発の旅

講師:武田 伸一郎(Kavli IPMU 特任助教)

可視光の約10-100万倍のエネルギーを持つ硬X線・ガンマ線は自然界の中にありふれた光です。それらはブラックホールの近傍や原子核の内部から放出されます。硬X線・ガンマ線の撮像技術を発展させ、宇宙や生命の未知の現象に測定のメスを入れることが私の研究のモットーです。振り返るにはまだ早い気もしますが、天体観測用のガンマ線望遠鏡を皮切りに、福島原発事故で飛散した放射性セシウム可視化装置、腫瘍内部のがん幹細胞撮像装置、アルファ線がん治療における治療薬可視化装置など、バラエティ豊かな装置群を自分達の手で生み出してきました。硬X線・ガンマ線の撮像装置開発の旅は新鮮な驚きに出会う旅です。聴衆の皆様に楽しくお話させていただこうと思います。


15:00〜16:00

研究者のクロストーク, 参加者との対話