特殊な幾何的対象と「数」概念の拡張から立ち現れる、整数論と超弦理論との関連

渡利 泰山准教授とKavli IPMU客員科学研究員を兼ねる中東工科大学 (Middle East Technical University Northern Cyprus Campus) の近藤智氏は、モジュラー形式が何者なのか?という問いに取り組み、虚数乗法のある楕円曲線というクラスの幾何的対象の場合に、そのモジュラー形式が超弦理論でその楕円曲線を対象空間とする場合の観測可能量として表されることを発見しました。