Robert W. Conn カブリ財団会長の退任について

2020年7月1日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)
 

2020年7月1日 (現地時間6月30日)、米国カブリ財団は、Robert W. Conn 氏が2020年12月31日をもって財団の会長を退任することを発表しました。Conn 氏はカブリ財団の2代目の会長としてリーダーシップを発揮し、カブリ財団の更なる発展に貢献してきました。
 

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) の大栗博司機構長は、Conn 氏の退任の発表について「カブリ財団を主導され、基礎科学を支援してくださってきた Robert Conn 会長に、カブリ数物連携宇宙研究機構を代表して感謝の意を表します。Conn 会長のおかげで堅固なものとなったカブリ財団とカブリ数物連携宇宙研究機構のパートナーシップは、我々が宇宙の謎を解き明かし続け、この素晴らしい世界における我々の位置を理解していくことを可能にしました。過去12年間にわたるConn会長の貢献に感謝するとともに、今後のご活躍を祈念しております」と述べています。

Conn氏は、「この10年以上は桁違いの旅をしているようでした。驚くような財団の成長期間を通じて、カブリ財団をリードし、社会の利益のため科学を発展させるあらゆる機会を捉え、人々の生活に対する科学の役割と重要性について一般市民が理解できるよう手助けするといった、これらの特権を行使することは私の人生における特別な経験となりました。一人きりで達成した業績はありません。非常に優秀なスタッフと理事会が協力することで、徐々に達成されていったのです。財団のすべての同僚、そして私がこれまで密接に協力し共に働いてきた世界中の全てのパートナーの皆さんに、私は心からの感謝を表します」と述べています。
 

詳細はカブリ財団 (The Kavli Foundation) による記事をご覧下さい。
https://www.kavlifoundation.org/kavli-news/president-and-ceo-bob-conn-retire#.XvvTEi0_Dox