Kavli IPMU での大学院教育について (国内向け)
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Kavli IPMUでは、東京大学の大学院数理科学研究科、理学系研究科天文学専攻、 理学系研究科物理学専攻、学際情報学府文化・人間情報学コースを通じて大学院生を受け入れています。 入学者選抜、講義の提供や単位の認定、学位の審査などはそれぞれの研究科・専攻の仕組みに則って行われています。
これらの公式ページはこちら:数理科学研究科、理学系研究科 天文学専攻、理学系研究科 物理学専攻、学際情報学府
「OO研究科XX専攻」とは大学院教育の枠組みであり、XX教室、△△研究所、Kavli IPMUといった東京大学内の複数の研究組織から何人かの教員が大学院担当として参画することで大学院教育は運営されています。
このページでは、大学院教育・入学者選抜についての Kavli IPMU 関連の最小限の情報と、各教員のページへのリンクを提供します。Kavli IPMU の研究所で行われている研究の全体像に関心をお持ちの方は、 Kavli IPMU > 研究活動 > リサーチプログラム をご覧ください。
◾️数理科学研究科
○大学院担当教員
阿部知行 伊藤由佳理 Mikhail Kapranov Todor Milanov 中島啓 戸田幸伸 山崎雅人
○オープンハウス
上記の大学院担当教員を大学院志望先として検討している学生を主な対象として、東大柏キャンパスのKavli IPMU研究棟でOpen House (math) を例年6月中に行っています。日程が決まり次第、Kavli IPMUのウェブページなどで案内を出します。
○よくある質問・注意書き(数理科学研究科に関して)
[キャンパス]駒場キャンパスと柏キャンパスの間の移動は公共交通機関を利用した場合90分強を要します。数学の正規の授業は駒場で開催されます。したがって、修士課程の学生は卒業に必要な単位を取得するために駒場を主な活動場所とすることになります。一方、博士課程の学生は単位を取得する必要がほぼないため、柏を主な活動場所とすることが推奨されます。
[大学院試験(国内向け)]例年8月末ごろに駒場で筆記試験が行われ、8月末か9月頭に口述試験が行われます。入学願書を提出する際に、Kavli IPMUの数学教員に指導を希望するか否かを問うアンケート欄を記入する必要があります。希望される場合は、アンケート欄のチェックボックスにチェックを入れて下さい。
◾️理学系研究科 天文学専攻
○大学院担当教員:John Silverman
補足コメント:調整中
◾️理学系研究科 物理学専攻
○大学院担当教員のリスト
Kavli IPMUにおいて物理学専攻の大学院担当教員として大学院生の受け入れを行っている教員は以下の通りです。
- A1サブコース(素粒子理論):Simeon Hellerman Thomas Melia 立川裕二 堀健太朗 松本重貴 村山斉 渡利泰山
- A2サブコース(素粒子実験・原子核実験・加速器):樋口岳雄
- A5サブコース(宇宙理論・一般物理理論):高田昌広 吉田直紀(兼)
- A8サブコース(宇宙・宇宙素粒子実験):Kai Martens Mark Vagins 松村 知岳
これら以外にも、独立して研究しており、かつ大学院生にコミットすることに意欲的な教員がKavli IPMUには在籍しています。たとえば、高橋忠幸、白井智など。
○ガイダンス・オープンハウス
4月の入学希望者を対象として、物理学専攻入試ガイダンス・個別懇談が 東大本郷キャンパスで例年5月下旬の土曜日に行われています。日程や場所などの情報は物理学専攻のページをご覧ください。
上記の大学院担当教員を大学院志望先として検討している学生を主な対象として、東大柏キャンパスのKavli IPMU研究棟でOpen House (phys) を例年6月中の金曜の午後に行っています。通常、5月末までには日程を確定し、Kavli IPMUのウェブページなどで案内します。
○よくある質問・注意書き(物理学専攻に関して)
[キャンパス]本郷キャンパスと柏キャンパスとの間の移動には、公共交通機関を利用した場合1時間強を要します。物理学専攻の正規の授業は本郷キャンパスで開講されています。ごく一部の集中講義は柏キャンパスで開催される例があります。卒業に必要な授業履修は、修士1年のうちに済ませてしまうことも可能です。2019年度までの実績だと、本郷で開催される授業のうちごく一部について、柏キャンパスへビデオ中継することが実験的に行われています。2020年度以降、変更が予想されます。
[「国内向け」]このページに記載しているのは「国内向け」の大学院入学者選抜過程の情報です。「国内向け」選抜過程に応募する上で日本国籍や永住権は必要ではなく、また日本国内の大学などに在籍している(していた)必要もありません。ただし、例年8月下旬に東京で筆記試験が行われ、さらに8月末か9月上旬に同じく東京で口述試験が行われるため、東京にお越しいただく必要はあります。 願書や筆記試験の答案を英語で書いてもかまいませんし、口述試験では英語での対話を希望することも可能ですが、物理学専攻の筆記試験の問題文は日本語版のみが用意されています。 その意味において「国内向け」の選抜過程です。
◾️学際情報学府 文化・人間情報学コース
○大学院担当教員:横山広美
科学技術社会論に関する研究を行っており、大学院生を受け入れています。例年、入試については学際情報学府およびコースで説明会を行っています。学際情報学府のウェブページからご確認ください。
◾️リーディング大学院/卓越大学院 および 東京大学国際卓越大学院
文部科学省もしくは東京大学による予算措置のついた時限付き事業として、リーディング大学院・卓越大学院(WISE)もしくは東京大学国際卓越大学院(WINGS)というコース(枠組み)があります。これらは、上記のようなOO研究科・XX専攻による通常の大学院教育プログラムに上乗せされるものであり、各専攻に入学後、さらにこれらのコースに応募するという仕組みです。これらのコースに応募してコース生として採用された場合、追加の教育プログラムに参加できる、金銭的支援を受けられる、副指導教員が割り当てられる、といった利点があります。
Kavli IPMUの教員もこれらのコースの副指導教員の役割を担っている場合があります。
これらのコースに関心のある方は、個別のコースのページをご覧ください。
WISE:FoPM (先端物理・数学)
WINGS:wings-FMSP(数物) wings-IGPEES(宇宙地球)