UCバークレーにIPMUのサテライト設置

2009年12月17日(木)、IPMUはカリフォルニア大学バークレー校(英語: University of California, Berkeley、以下UCバークレー)と合意書を交わし、UCバークレーのキャンパスにIPMUの「サテライト」を設置することを決めました。UCバークレーの物理学教室は今まで8名のノーベル賞物理学者を輩出し、現在もそのうち3名が在籍する教室です。今後IPMUは今まで以上にUCバークレーと密接に協力していくことになります。サテライトの運営は柏キャンパスでIPMUを既に訪問し、共同研究を進めているローレンス・ホール教授が当たります。

 

IPMUの研究者は一年のうち少なくとも一ヶ月は日本を離れなくてはいけないという義務がありますが、これは国際的な評価を上げ、世界の研究者コミュニティーと連絡を取り合えるようにするためです。このサテライトの設置で、UCバークレーは格好の訪問先となりました。また、サテライトの存在はUCバークレーでの共同研究を容易にします。まずは弦理論と現象論両方を含む素粒子理論の共同研究に焦点を当てます。

サテライト設置の合意は東京大学とUCバークレーの全学国際学術交流協定に基づいています。

東京大学 : http://www.u-tokyo.ac.jp/public/archive_j.html
UCバークレー: http://www.berkeley.edu/news/media/releases/2009/12/18_UniversityTokyo.shtml

この協定はIPMUとUCバークレー双方に籍を置いている村山機構長が間に立って実現しました。


当日は東京大学濱田総長の署名入りの協定書を村山機構長がUCバークレイに持込み、濱田総長が署名をしている写真を横にUCバークレーのバージュノー総長がその協定書に署名をしました。

 

 協定書に署名するUCバークレー バージュノー総長協定書に署名するUCバークレー バージュノー総長