![]() |
![]() |
東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の主任研究員でカリフォルニア工科大学ウォルター・バーク理論物理研究所(Burke Institute)の初代所長である大栗博司(おおぐりひろし)教授が第30回講談社科学出版賞を受賞しました。
講談社科学出版賞は1985年に科学書籍を対象として創設された歴史ある賞です。今回の受賞は大栗教授の著書「大栗先生の超弦理論入門 九次元世界にあった究極の理論」(講談社ブルーバックス)が対象となりました。超弦理論は一般相対性理論と量子力学との間の矛盾を解決し、二つの理論を統合する理論として注目されています。著書は超弦理論の一般向け入門書で、難解な超弦理論を噛み砕いて解説しながらも、最先端の研究成果に触れることの出来る内容となっています。
講談社科学出版賞の授賞式は9月19日(金)に丸の内の東京會舘で講談社ノンフィクション賞と講談社エッセイ賞と合同で実施される予定です。
講談社のプレスリリース:http://www.kodansha.co.jp/about/nextgeneration/award/25044.html
大栗博司教授の略歴:
9月19日講談社出版賞贈呈式・祝賀会にて: (左から)ノンフィクション賞受賞の清武英利さん、エッセイ賞受賞の末井昭さん、科学出版賞受賞の大栗博司主任研究員