現代美術作家、Kavli IPMU で滞在制作 2016

2016年6月8日
東京大学国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)
 

新作制作にあたり、数学、物理の研究者との交流に強い関心を寄せるメディアアーティストの平川紀道 (ひらかわのりみち) さんが、6月16日から7月4日までと、9月5日から23日まで Kavli IPMU にて滞在制作を行います。滞在期間は、主に構想にあて、プログラムのモックアップを含む習作・プロトタイプの制作を行います。研究者との交流、セミナーへの出席、またワークショップの設計と実施を通じて作品の構想を練り、一般公開ではプロトタイプの公開を予定しています。これをさらにブラッシュアップして2年後に大型のインスタレーション作品を目指すものです。この最終アウトプットは複数のアートスペースとの連携による国内外の巡回展示が想定されています。

居室での制作活動の様子は見学可能ですので、多くの Kavli IPMU 研究者の方の見学を歓迎します。

本プログラムの実施目的は多岐に渡ります。まず、研究者が、ものの見方や手の使い方といった芸術家が培っているある種の技術を、なんらかの形で自身の研究活動に生かすことです。また、芸術家の介在により、通常とは異なる形で研究者同士を結びつけること への貢献です。一方、アーティストは Kavli IPMU で営まれているサイエンスを自らの方法で融合し、作品として結実させます。そして最終的に、こうした芸術とサイエンスの関わりの中で生み出された 作品を展示の形で紹介することにより、一般講演会等とは異なる形で広く一般の方にKavli IPMUのサイエンスの一端に親しんでいただく機会とするものです。

イベント

  • 6/16, レジデンス開始
  • 6/17, 6pm ウェルカムパーティー@Piazza Fujiwara
  • TBA, オープンアトリエ
  • TBA, ワークショップ
  • 7/4, 前期レジデンス終了
  • 9/5, 後期レジデンス開始
  • TBA, オープンアトリエ
  • 9/23, レジデンス終了
  • 10/21-10/22, 柏キャンパス一般公開
  • TBA, ギャラリーにて展覧会

参考リンク

問い合せ先

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 広報担当 坪井あや
E-mail: press_at_ipmu.jp
*_at_を@に変更してください