「宇宙のダークサイド(浜松ホトニクス)寄付研究部門」・浜松プロフェッサーに村山斉主任研究者・東京大学特別教授が着任

2019年4月1日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)
 

2019年4月1日、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)主任研究者・東京大学特別教授の村山斉教授が「宇宙のダークサイド(浜松ホトニクス)寄付研究部門」の「浜松プロフェッサー」に着任しました。村山教授は「浜松プロフェッサー」としてダークエネルギーやダークマターに関連した様々な研究を行います。基礎科学である素粒子物理学や宇宙物理学に対する本寄付研究部門は、2014年4月1日に設置されました。浜松ホトニクス株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:晝馬 明)は、光センサーの世界トップメーカーです。

宇宙にある物質・エネルギーのうち、原子や分子など私たちの知っている物質はわずか5%にも満たず、その95%以上はダークマターやダークエネルギーと言われている未知のものです。それらは、時空の構造や素粒子に密接に関係していると言われています。Kavli IPMUではこれらの未知の物質・エネルギーの探索をはじめ、宇宙の成り立ちとその発展を研究し、現在の宇宙物理学・素粒子物理学の人類未知未踏の課題に挑戦しています。

寄付研究部門という特徴を生かし、基礎科学の研究者と企業技術者等が、積極的に意見交換や研究成果をめぐる議論を行い、新しい創造的アイディアを生み出します。本寄付研究部門の発展が、産業界からの基礎学術分野へのより広範な支援に向けた、更なるステップとなることが期待されます。

 

報道対応
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構
広報担当 小森真里奈
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