2023年8月21日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) の大栗博司 (おおぐり ひろし) 機構長が米国のアスペン物理学研究所 (Aspen Center for Physics) の終身名誉理事 (honorary trustee for life) に選出されました。
アスペン物理学研究所は、米国コロラド州アスペンに位置し、毎年1000名を超える世界各国の物理学者が滞在して研究を行う世界的な物理学研究施設の一つです。物理学者に研究に専念できる環境を与え、自由な発想のもと、分野の垣根を超えて議論することで新たな研究の方向性を生み出すことを目的として、1962年に設立されました。物理学者の会員と理事からなる非営利法人が運営しており、どこの大学にも所属していない研究所というユニークな体制を特徴としています。
大栗機構長は、2011年にアスペン物理学研究所の理事に就任。その後、2016年から2019年まで総裁を務め、2021年からは理事長を務めてきました。「アスペン物理学研究所でのリーダーシップと運営への卓越した貢献」が認められ、今回の終身名誉理事への選出となりました。
過去の名誉理事には、Phillip Anderson 氏 (1977年ノーベル賞受賞者)、Hans Bethe 氏 (1967年ノーベル賞受賞者)、Murray Gell-Mann 氏 (1969年ノーベル賞受賞者)、Leon Lederman 氏 (1988年ノーベル賞受賞者)、 Robert Wilson 氏 (米国フェルミ国立加速器研究所初代所長) らが選ばれています。
関連記事
2021年7月19日
大栗博司機構長、アスペン物理学研究所の理事長に選出
2016年7月13日
大栗博司主任研究員、アスペン物理学研究所のプレジデントに選出