中畑雅行 Kavli IPMU シニアフェローが紫綬褒章を受章

2024年11月7日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU, WPI)
 

中畑雅行 Kavli IPMU シニアフェロー (Credit:ICRR)

政府は、秋の褒章受章者を2024年11月3日付発令として発表し、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU, WPI) のシニアフェローを兼ねる中畑雅行(なかはた まさゆき) 東京大学宇宙線研究所教授が紫綬褒章受章者の一人に選ばれました。紫綬褒章は、明治14年 (1881年) に制定された褒章条例の流れを組み、昭和30年 (1955年) に黄綬褒章と共に新しく制定された褒章の一つで、「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた者」に贈られます。

中畑教授は、太陽ニュートリノと超新星ニュートリノ研究を中心に、ニュートリノ物理学と天体物理学、地下での科学研究の発展に尽くしてきており、これらの顕著な功績が認められました。2014年からはスーパーカミオカンデの代表者を務めており、水タンクへのガドリニウム添加によるスーパーカミオカンデ高感度化の改造を経て、現在でも超新星背景ニュートリノの探索研究を精力的に行なっています。
 



関連リンク
宇宙線研究所前所長の中畑雅行教授が紫綬褒章を受章 (東京大学宇宙線研究所の記事)
前施設長の中畑雅行教授が紫綬褒章を受章 (東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設の記事)
日本の勲章・褒章 (内閣府のページ)
褒章の種類及び授与対象 (内閣府のページ)

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