2017年3月7日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)
2017年4月15日(土)、千葉県柏市のアミュゼ柏にて、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)と東京大学宇宙線研究所 (ICRR) による第16回合同一般講演会「宙に訊ね理を導く」を開催します。
講演会は中学生以上対象で、参加費は無料、定員400名(事前登録が必要。応募者多数の場合は抽選)です。
講演会の詳細、会場案内については宇宙線研究所による講演会ホームページをご参照ください。
概要
日 時: | 2017年4月15日(土)13:30-16:00(13:00 開場) |
会 場: | 千葉県柏市柏6−2−22 アミュゼ柏2Fホール |
主 催: | 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU), 東京大学宇宙線研究所(ICRR) |
共 催: | 柏市・柏市教育委員会 |
対 象: | 中学生以上 |
参加費: | 無料 |
定 員: | 400名
応募多数の場合は抽選となります。 |
申 込: | 宇宙線研究所による講演会ホームページ(応募締め切りは26日 ) |
通 知: |
決定の通知は3月末にメールにてご連絡いたします。 |
問合せ: |
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プログラム
13:30-14:30
講演1:
最高エネルギー宇宙線ーユタ州から極高宇宙現象を探る
講師:佐川 宏行(宇宙線研究所教授)
宇宙線とは宇宙空間を高エネルギーで飛び交うミクロな粒子のこと。地球にほぼ一定の頻度で降り注いでいます。地球に到来する宇宙線の最高エネルギーは、人類が作り出せるエネルギーの1000万倍を超えます。このとてつもないエネルギーは、どのような極限宇宙現象によって発生したのでしょうか? いまだ謎に包まれています。今回はこの謎の解明のために米国ユタ州で取り組んでいるテレスコープアレイ実験についてお話しします。
14:30-15:30
講演2:
カラビヤウ多様体ー物理学がもたらす数学の「予想」
講師:戸田 幸伸(カブリ数物連携宇宙研究機構准教授)
物理学において究極の統一理論として期待されている超弦理論によると、我々の宇宙にはカラビヤウ多様体と呼ばれる微小な6次元空間が潜んでいると考えられています。このカラビヤウ多様体は数学者にとっても興味深い空間で、特に代数幾何学と呼ばれる数学分野において盛んに研究されています。1990年頃、物理学者は超弦理論を用いてカラビヤウ多様体の幾何学に関する驚くべき予言をしました。今回は物理に触発されて進展したカラビヤウ多様体の幾何学についてお話します。
15:30-16:00