2018年10月1日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)
2018年11月11日、東京大学本郷キャンパスの安田講堂において今回で19回目を迎える東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)と宇宙線研究所(ICRR)との合同一般講演会「粒子と宇宙現象または数学世界ー観測・実験・記述の側面から」を開催いたします。お時間都合がつきましたらぜひご参集ください。
概要
タイトル: 粒子と宇宙現象または数学世界ー観測・実験・記述の側面から
日 時: 2018年11月11日(日)13:00~16:00(12:30開場)
会 場: 安田講堂(東京大学 本郷キャンパス)
東京メトロ東大前駅(南北線) 徒歩15分,
根津駅(千代田線) 徒歩15分,
本郷三丁目駅(東京メトロ丸ノ内線/都営地下鉄大江戸線) 徒歩10分
対 象: 中学生以上
参加費: 無料
定 員: 700名(当日先着順)
申 込: 事前申込不要
主 催: 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)・東京大学宇宙線研究所 (ICRR)
問合せ: TEL: 04-7136-5981 Email: koukai-kouza_at_ipmu.jp( Kavli IPMU広報)
*_at_を@に変えてお送りください
プログラム
13:05-13:50
「ハドロン反応」でつながる加速器実験と高エネルギー宇宙
﨏 隆志(ICRR准教授)
宇宙からやってくる高エネルギー粒子「宇宙線」が地球大気にぶつかると、大量の粒子が作られて地上に降り注ぎます。研究者は高山や砂漠でこれらの粒子を観測し、高エネルギー宇宙現象の解明を目指しています。これらの観測には宇宙線と大気のハドロン反応の正しい理解が必要で、世界最大の加速器LHCが活躍します。壮大な宇宙線観測実験とLHC加速器の実験現場の様子を紹介しながら、聞き慣れないハドロン反応というキーワードを通して高エネルギー宇宙物理現象にせまります。
13:55-14:40
数理物理としての超弦理論
吉田 豊(Kavli IPMU特任助教)
弦理論は元々1960年代後半に陽子などのハドロンを記述する模型として考案されましたが、1980年代半ばに量子重力を含む素粒子の統一理論の候補として一躍注目を浴びました。また弦理論はミラー対称性など数学から見ても興味深い性質を持つため、弦理論の数学に関わる側面を研究することも盛んに行われてきました。
今回の講演では素粒子と弦理論の関係を紹介した後、時間が許せば数学とのつながりからどうして弦理論が興味を持たれているのかをお伝えしたいと思っています。
15:00-15:30
対談「粒子、宇宙現象または数学世界」 﨏 隆志 x 吉田 豊
観測・実験の側面から携わる研究者、記述(理論)の側面から携わる研究者、両者がざっくばらんに対話します。
15:30-16:00
聞いてみよう!
両講師が来場者からの質問に答えます。