2025年2月26日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)

2025年4月13日(日)、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)は、東京大学宇宙線研究所 (ICRR) による合同一般講演会「重⼒波とダークマターで探る宇宙」をハイブリッド開催いたします。
講演会は中学生以上対象で、参加費は無料、オンライン視聴に定員はありませんが事前登録が必要です。
講演会の詳細、参加のお申込みについては宇宙線研究所による講演会ホームページをご参照ください。
概要
日 時: 2025年4月13日(日)13:00-16:00
会 場: 柏の葉カンファレンスセンター(柏市) または オンライン試聴
主 催: 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU), 東京大学宇宙線研究所(ICRR)
共 催: 柏市教育委員会、三井不動産株式会社(特別協力)
後 援: 柏市
対 象: 中学生以上
参加費: 無料
定 員:
- 会場参加は400人 (応募者多数の場合は抽選)
- オンラインは人数制限なし
申 込: 宇宙線研究所による講演会ホームページ
- 会場参加は4月6日(日)締切
- オンラインは4月20日(日)締切
通 知: 申し込まれた方に参加票及び開催情報をメールでお知らせします。
問合せ:
080-4866-2631(平日10時〜17時)(宇宙線研究所広報)
04-7136-5981 / Email: koukai-kouza_at_ipmu.jp(Kavli IPMU広報)
*_at_を@に変えてお送りください
プログラム
13:00〜13:50
講演1:
重⼒波で聞く宇宙の極限現象
講師:森﨑 宗一郎(宇宙線研究所 准教授)
2015年にアメリカの重力波望遠鏡LIGOによって重力波の直接検出が成し遂げられ、重力波天文学の時代が幕を開けました。初検出から現在までに数百の重力波信号が検出され、重力波を放出するブラックホール連星の形成過程や、極限環境における重力の性質、中性子星連星の合体による重元素の生成など、様々なことが明らかになりつつあります。また、2020年には日本の重力波望遠鏡KAGRAが観測を開始し、今後の重力波研究に大きく貢献することが期待されています。本講演では、進展を続ける重力波研究の最前線と今後の展望について、わかりやすく説明します。
13:50〜14:40
講演2:
暗⿊物質探索への挑戦:地下 から探る宇宙の謎
講師:⼭下 雅樹(Kavli IPMU 特任准教授)
皆さんも「暗黒物質」という言葉をよく耳にすることでしょう。実は、その存在は約100年前から指摘されていましたが、未だに正体は解明されていません。宇宙が現在の姿に至る過程で重要な役割を果たしてきたと考えられる暗黒物質。その謎を解き明かすため、世界中の研究者たちが様々な手法を駆使して挑んでいます。また、暗黒物質は私たち自身とも深く関わっており、その正体が明らかになれば、「なぜ私たちは今ここに存在しているのか」という根源的な問いに迫ることができるかもしれません。本講演では、地下1,400mの実験室から暗黒物質を探索する方法を中心に、暗黒物質研究の最前線についてご紹介します。
15:00〜16:00