11月22日, 第13回東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構・宇宙線研究所合同一般講演会「見えない宇宙を観る」


2015年11月22日、東京大学本郷キャンパスの小柴ホールにおいて今回で13回目を迎える東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)と宇宙線研究所(ICRR)との合同一般講演会を開催いたします。

日 時: 2015年11月22日(日)13:00~16:00(開場12:30)
会 場: 小柴ホール(東京大学 本郷キャンパス 理学部1号館 中央棟2F)
東京メトロ東大前駅(南北線) 徒歩10分, 根津駅(千代田線) 徒歩15分
本郷三丁目駅(東京メトロ丸ノ内線/都営地下鉄大江戸線) 徒歩15分
主 催: 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構・東京大学宇宙線研究所
対 象: 中学生以上
参加費: 無料
定 員: 170名

応募多数の場合は抽選となります。

  • 抽選は中高生,初回参加者,既参加者の枠を設け、各枠内で行います。
  • 抽選の結果は、当選,キャンセル待ち,落選のいずれかをお知らせいたします。
  • キャンセル待ちでお知らせした方には、当日のキャンセル待ちをご案内いたします。
申 込: 応募フォーム(締め切り:11/3に申し込みができない状況がありましたため、11/5まで延長いたしました。)
締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!
通 知:

決定の通知は11月6日ごろにご連絡いたします。

問合せ:

04-7136-5981 / Email: koukai-kouza_at_ipmu.jp(Kavli IPMU広報)
*_at_を@に変えてお送りください

プログラム


13:00-13:45

講演1:

暗黒物質 ーミステリー, イマジネーション, チャレンジー

講師:カイ・マルテンス (東京大学 カブリ数物連携宇宙研究機構 准教授)

本講演は3部で構成されます。
まず第1部では観測データからダークマターが存在するという証拠が示された歴史的経緯についてみなさんにお話します。
次に第2部では、ダークマターは謎に包まれていますが、ダークマターとはいったい何なのかについて唱えられている主だった説をご紹介し、議論します。
現在、ダークマターを地球上で捉えようとする実験が各国で盛んに行われています。第3部では、ここ日本の神岡鉱山の地下深くで行っているXMASS実験で、私たちが取り組んでいる挑戦をご紹介します。

※英語による講演(同時通訳つき)


13:55~14:40

講演2:

ガンマ線で見えるダイナミックな宇宙

講師:林田将明 (東京大学 宇宙線研究所 特任助教)

明るい天の川の中では「重い星が爆発した名残」が満月の4倍もの大きさに広がり輝く。数千の輝く「星」が突如数十倍も強烈に明るくなる。その「星」の正体は巨大ブラックホールから噴き出す「宇宙ジェット」。このように高エネルギーガンマ線で見る宇宙は非常にダイナミックです。 これらの天体は宇宙において巨大な「加速器」の役割を果たしており、宇宙線の起源とも考えられています。
本講演では、高エネルギーガンマ線天文学の最新の研究をお話するとともに、我々が開発を進め、もうすぐ建設が開始される世界最大の高エネルギーガンマ線観測天文台「チェレンコフ望遠鏡アレイプロジェクト」についても紹介します。


14:50~15:20

対談:

世界に1つの手作り装置

カイ・マルテンス x 林田将明


15:20~16:00

講師を囲んでティータイム