6/22, 英語で サイエンスカフェ・宇宙2019

2019年4月26日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)

サイエンスカフェとは、科学の専門家と一般の方々が、飲み物を片手に、科学について気軽に語り合えるコミュニケーションの場をつくろうという試みです。

毎年恒例、カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)と多摩六都科学館が主催する、「サイエンスカフェ宇宙」を、今年も開催します。今回、講義はすべて英語で行われ、通訳はつきません。

最先端の天文学に英語で触れてみませんか?楽しく語り合いましょう。広く皆様のご応募をお待ちしております。是非お申込み下さい。

英語で サイエンスカフェ「宇宙」2019


日時:2019年6月22日(土) 17:10~18:40
会場:多摩六都科学館 サイエンスエッグ&イベントホール

「宇宙はどれくらいの速度で膨張している?」

講 師:Kenneth Wong (Kavli IPMU 特任研究員)
対 象:中学生以上(*内容は高校生以上相当です。使用言語は英語で、通訳はありません。)
定 員:60名(応募多数の場合は抽選。※参加者以外の入室はできません)
参加費:無料(※別途多摩六都科学館入館料500円が必要。本イベントに参加する中高生は入館料も無料)

参加申込はこちら(多摩六都科学館ホームページ)から。【申込締切:6月10日(月)】

内容:
現代の天文学が成し得たもっとも信じがたい発見のうちの1つが、宇宙は膨張しているということです。さらに驚くべきことには、膨張率は重力の影響から減速していると思うかもしれませんが、実際は加速しているのです。この現象についての説明はなしえておらず、天文学者は"ダークエネルギー"と呼称しています。

ダークエネルギーが何であるかはわかりませんが、それがどのように振る舞うかを計測することはできていて、宇宙についての一つの説明モデルを得ています。それはいくつもの観測結果と合致するもので、とても成功したモデルと言えます。

しかしながらハッブル定数として現される近年の膨張率の測定値は、天文学者たちを矛盾に陥れました。ある階級の超新星の観測値は、近傍宇宙におけるハッブル定数を測定するのに使われます。とても遠い宇宙におけるハッブル定数の測定は、ビッグバン直後の初期宇宙が発した光である宇宙背景放射(CMB)の観測値に依存します。この2つの方法のハッブル定数の値は、整合しません。この不一致が確証されると、現在の宇宙についての説明モデルは誤っているかもしれず、これから私たちは新しい物理を探索しなくてはならないことを示唆することになります。

このトークでは、ハッブル定数を測定する2つの異なる方法と、一致しない値の解決策の可能性を、これらのトピックにまつわる私の研究を含め、紹介します。

講師略歴:
2018年よりKavli IPMU特任研究員。専門は天文学。


お問い合わせ:koukai-kouza_at_ipmu.jp(*_at_を@に変えてご連絡ください)