2016年4月16日(土)、千葉県柏市のアミュゼ柏にて、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)と東京大学宇宙線研究所 (ICRR) による第14回合同一般講演会「宇宙を読み解く」を開催します。
講演会は中学生以上対象で、参加費は無料、定員400名(事前登録が必要。応募者多数の場合は抽選)です。
講演会の詳細、会場案内については宇宙線研究所による講演会ホームページをご参照ください。
概要
日 時: | 2016年4月16日(土)13:30-15:30(13:00 開場) |
会 場: | 千葉県柏市柏6−2−22 アミュゼ柏2Fホール |
主 催: | 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU), 東京大学宇宙線研究所(ICRR) |
共 催: | 柏市・柏市教育委員会 |
対 象: | 中学生以上 |
参加費: | 無料 |
定 員: | 400名
応募多数の場合は抽選となります。 |
申 込: | 宇宙線研究所による講演会ホームページ(応募期間:3月5日-27日 ) |
通 知: |
決定の通知は3月末にメールにてご連絡いたします。 |
問合せ: |
|
プログラム
13:30-13:35
はじめに:
梶田 隆章(宇宙線研究所所長)
13:35-14:25
講演1:
ニュートリノ 明らかになってきた性質と残された謎
講師:早戸 良成(宇宙線研究所准教授)
ニュートリノは1930年に存在が予言されましたが、観測が難しく、その性質はなかなか明らかになりませんでした。昨年、梶田先生が受賞したノーベル物理学賞のテーマ「質量の確認」がなされたのは、予言から68年後の1998年でした。講演では、ニュートリノの基本的な性質と、その性質を調べる研究について、特にスーパーカミオカンデ実験を中心にお話します。
14:35-15:25
講演2:
すばる望遠鏡 ビッグデータから迫る宇宙のダーク成分
講師:西道 啓博(カブリ数物連携宇宙研究機構特任助教)
近年の観測技術の進歩とともに、観測的宇宙論という分野が確立されました。哲学的に考えられることもある宇宙を、データを見ながら偏見なく検証します。講演では、ビッグデータ天文学の時代にすばる望遠鏡で何が分かるかを解説します。舞台は、宇宙の超巨大なスケールに現れる複雑なパターン「宇宙大規模構造」。重力理論や統計理論、スーパーコンピュータ、機械学習の手法を駆使して、ダークマターやダークエネルギーの謎に取り組む、宇宙研究の最前線を紹介します。
15:25-15:30
おわりに:
奥村 公宏(宇宙線研究所 宇宙ニュートリノ観測情報融合センター長)