2018年3月6日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)
2018年4月14日(土)、千葉県柏市のアミュゼ柏にて、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)と東京大学宇宙線研究所 (ICRR) による第18回合同一般講演会「粒をさぐる・粒でえがく宇宙」を開催します。
講演会は中学生以上対象で、参加費は無料、定員400名(事前登録が必要。応募者多数の場合は抽選)です。
講演会の詳細、会場案内については宇宙線研究所による講演会ホームページをご参照ください。
概要
日 時: | 2018年4月14日(土)13:30-16:00(13:00 開場) |
会 場: | 千葉県柏市柏6−2−22 アミュゼ柏2Fホール |
主 催: | 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU), 東京大学宇宙線研究所(ICRR) |
共 催: | 柏市・柏市教育委員会 |
対 象: | 中学生以上 |
参加費: | 無料 |
定 員: | 400名
応募多数の場合は抽選となります。 |
申 込: | 宇宙線研究所による講演会ホームページ(応募締め切りは3月25日 ) |
通 知: |
決定の通知は3月末にメールにてご連絡いたします。 |
問合せ: |
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プログラム
13:30-14:30
講演1:
Super-Kamiokande: 超新星ニュートリノ観測の最前線
講師:中畑 雅行(宇宙線研究所教授)
1987 年、カミオカンデが人類で初めて観測した超新星爆発からのニュートリノの数は、わずか11 事象でした。それから30 年近くがたち、スーパーカミオカンデをはじめ世界中に数多くの検出器が建設され、「次の爆発」を待ち構えています。また、スーパーカミオカンデは、宇宙が生まれてから宇宙のいたるところで起きてきた、過去の超新星爆発で放出されたニュートリノもとらえようとしています。超新星ニュートリノ観測の最前線を紹介します。
14:30-15:30
講演2:
Naturalness: LHC 実験で探る不自然な自然
講師:白井 智(カブリ数物連携宇宙研究機構 )
宇宙には非常に多くの種類の原子分子が存在し、様々な天体、そして生命が存在します。しかし、現在の素粒子物理学の「自然」な予言は、太陽も地球も生命も存在しない不毛な世界です。現在の豊かな宇宙は素粒子物理学の観点からは極めて「不自然」と考えられます。これはNaturalness 問題とよばれており、現代物理学の大きな課題の一つです。講演ではこの自然さの問題について解説し、解決のための鍵であるLHC 実験についてもご紹介します。
15:30-16:00