IPMU、設立4周年を迎える

2011年10月7日、IPMUの研究スタッフと事務スタッフが一堂に会し設立4周年を祝いました。村山機構長の「IPMUの現状」に関するスピーチを聞いた後で一緒に昼食会を行いました。スピーチの中で村山機構長は「我々は4年前にこの研究所をゼロから立ち上げましたが、今では確実に宇宙の謎の解明に取り組むトップクラスの研究所の仲間入りを果たしたといえます」と確信を持って述べました。

機構長が示す自信は確かな根拠に基づいています。組織作りの面では、ゼロから始まったIPMUが教員ポスドク合わせたフルタイム研究者が67名、事務と研究支援スタッフが36名の大所帯になりました。今では兼任と学生を含めた200名の研究スタッフとたくさんのビジターの研究拠点になっています。研究成果の面でも、査読ジャーナルに発表された論文は560を超え、2010年度だけでも236編にのぼります。それらのレベルは関連分野で高く評価されており、被引用数などの客観的なインパクト指数でもわかるように他のトップレベル研究機関と匹敵しています。

この1年で我々にとって最もうれしいニュースは東京大学が新たに東大国際高等研究所(TODIAS)を設置してIPMUをその第一号機関に選んだことです。IPMUが東京大学の中の恒久的な機関となり、より長期的視野で研究を続けるようにするためには大変重要なステップです。